ぼんやり生きてる

読んだ本の備忘録を残していこうと思います

『白鳥とコウモリ』

 

こちら。予備知識ゼロで入ったので、どんな話か知らず。

罪と罰 の話。

 

とある殺人事件が起こる。

浮かび上がる容疑者。

容疑者の告白は一貫性があり、犯人だとみて間違いない。

しかし、容疑者の身内、被害者の身内は容疑者の告白に納得がいかない。

「父はそんな人物じゃない」

自白している容疑者が犯人であると疑わない警察。

供述内容に納得できない容疑者の息子。

供述内容から伺える被害者像に異を唱える被害者の娘。

真実を隠すことで与えられる「罪と罰」。

 

場面がくるくる展開していく。

小さな小さなほころびから浮かび上がる真実。

 

人間だからこそ隠したい真実。

「善と悪」

 

平穏に暮らせることこそ幸せ。

自分に正直であることが善か悪か。